ディープ・スロート//スローター

To tear a body limb from limb. ― 四肢欠損の遺体

 シドニー市内、某所。とある住宅街の一角。じめじめとした建物の陰にひっそりと設けられたゴミ捨て場に、近隣住民からの通報を受けた市警察は居た。
 鑑識課のイライアス・イーモン・ハウエルズは、現場の様子をカメラで撮影し、写真に収めながら、小さな声で呟く。そんな彼は、被害者の悲惨な有様に心を痛めていた。
「壊された車椅子に、破壊された左右の義足と、右の義手。唯一、本物だった左腕も、根元から切り落とされて、近くに捨てられた……」
 ゴミ捨て場に、ばらばらになった子供の死体が棄てられている。通報は、そのような内容だった。
「十二歳かそこらの子供に、やるような仕打ちなのか? あまりにも、惨過ぎる……」
 その被害者は、十歳か十二歳くらいの少年のようにも見えていた。
 遺体には四肢がなく、首には気管を塞ぐように、刃渡り十五センチのナイフが突き刺さっていた。それもナイフは同じ場所に、二度刺されたようだ。
 一度目のナイフで被害者は、気管を真正面から突くように刺され、すぐに引き抜かれたらしい。そうして血液が気管から肺に流れ込み、暫く悶え苦しんだ末に、窒息死したとみられる。二度目のナイフは、ただの飾り。被害者が息絶えてから、犯人が再び刺したのだろう。
 そして被害者には、死化粧が施されていた。
「エイミー。この被害者を、どう思う」
「ハウエルズ主任。どう思うって聞かれましても……返答に困るというか、その。この被害者には申し訳ないけど、随分と可愛らしいご遺体だなぁと……」
「ああ。たしかに可愛らしいご遺体だよ、皮肉にも。だが問題はそこじゃない」
「…………」
 無残な殺された方をしたわりには、被害者の状態は実に美しいものだった。
 首を切られたのだから、口からも首からも血が溢れていたはず。しかし、それも綺麗にふき取られていた。切断された左腕の付け根にも、生前に止血処理が施された後がある。それにゴミ捨て場の周囲には血だまりもない。被害者はここで殺害されていない、ということは見ればすぐに分かった。
 それと被害者の性別は男性だが、その見た目は“ゴシックロリータ”というものに扮していた。
 黒髪ロングヘアーのウィッグに、デコルテのあいた黒と白のフリルのドレス。真っ白に塗りたくられたファンデーションに、長い付けまつげと、綺麗に整えられた細眉、鮮血のように赤いルージュ。ファンデーションの具合から見て、どれも死後に施されたものだろう。
 そして被害者の鎖骨には、唇に塗られたものと同じと思われるルージュで、サインのようなものが書かれていた。
「レッドラム、か……」
 “ Redrumレッドラム”。殺人を意味する英単語“Murder”の回文だ。もしこれが犯人のサインだとしたら……――月並みなセンスである、と言わざるを得ないだろう。
「被害者は首を刺されている。気管と外頸動脈を損傷し、外頸動脈から出た血液が気管に流れ込み、窒息死した。しかし周囲には、頸動脈を傷つけられた際に見られる飛沫血痕がない。……被害者は、ここではない別の場所で殺されたと私は考えているが、異論はないか」
「ああ、そういうことですか。ええ、主任。異論はありません。けど、そうだとしたら別の問題が出てきますね」
「被害者は、どこで殺され、どうやってここに運び込まれたのか」
「このゴミ捨て場を撮影してる監視カメラが、そこにありますし。管理会社を探して、私が映像を確認してきますね……」
 エイミーと呼ばれていた鑑識課のひとりが、暗い顔で現場を立ち去っていく。すると入れ違うように市警の警部補が、イライアス・イーモン・ハウエルズのもとに来た。
「おお、ケイレヴか。そんな深刻そうな顔をして、どうしたんだ」
 カメラで現場を撮影する作業を続けながら、イライアス・イーモン・ハウエルズは、やって来た警部補に声を掛ける。
 すると表情を強張らせた警部補は、イライアス・イーモン・ハウエルズに告げた。
「連邦捜査局が来る。この事件の捜査権は、彼らに移った。引き継ぎをする用意をしてくれ」
「連邦捜査局? またどうしてだ」
「……理由なら、この被害者に訊いてくれ」
「被害者? この少年が、なんだというんだね」
 警部補は腕を組み、イライアス・イーモン・ハウエルズをじっと見る。しかしイライアス・イーモン・ハウエルズは、首を傾げるばかり。何故なら被害者の身元を証明するような遺物が、今のところひとつも出ていなかったからだ。
 そして警部補は、イライアス・イーモン・ハウエルズに言った。
「被害者は、少年じゃない。性腺機能障害がどうたらで、子供のように見えるだけらしい。この見た目で、年齢は四十八だそうだ。そして被害者はASIの局員、それもアバロセレン犯罪を取り締まる界隈で、かなりの重鎮らしいという噂だ。あの世紀の大天才、ペルモンド・バルロッツィ高位技師官僚と繋がっているとかでな」
「……なんだと? じゃあ彼は」
「パトリック・ラーナー次長。かの有名な“Devilish kitty仔猫の姿を借りた悪魔”だよ」





「デビリッシュ・キティ、か。うーん、なんというか。たしかにパトリック・ラーナーっていう人物は、すっげぇ腹黒の子猫っぽかったが。もっと他に何か、別の言葉とか……無かったのか?」
 特命課の狭苦しいオフィスの中。連邦捜査局の検死官が持ってきた検死報告書に目を通しながら、ニールはナイフを研ぐコールドウェルに視線を送る。すると視線に気づいたコールドウェルは、ニールを睨む。それからコールドウェルは、ニールに言った。
「なぜアンタは、アタシを見てくるんだい」
「いや、お前なら何か知ってるかなって、そう思っただけだよ。だってデビリッシュ・キティってさ、センス皆無だと思わねぇか? こんな変なあだ名を考えた奴が誰かなんて、知らねぇけど……」
「その仇名は、検事局が付けたやつだ。検事局の奴らってのは、そういうセンスが無いからな。……それにラーナー次長のあだ名なら、他にもあったさ」
「へー。たとえば?」
 興味本位の問いかけ。するとコールドウェルのきつい表情が、ほんの少しだけ柔らかくなる。昔のことや噂話を思い出して、緊張が少しだけ緩んだようだ。
「ASI局内で次長は、ジゴロと呼ばれてたって聞いたよ。コードネームではなく、あだ名として」
「ジゴロって、あのジゴロか? 金持ちの女にたかるヒモ男の、ジゴロ」
「ちと違う。もっぱら男娼って意味だ。ラーナー次長は羞恥心とかそういうのが、どこか欠如してた人だったからな。それにゲイだって噂もあったし……」
「お、おい。ちょっと待て、アレックス。ま、まさか、あの次長は」
「ラーナー次長は情報と引き換えに、春をひさいでいたらしいさ。男を相手に」

 ピコン。
 【唐突過ぎる、衝撃の事実!】

 ピコン。
 【インパクトの強過ぎる情報に頭がパンクし、真っ白になった!】

 バァンッ!
 【ニールの精神に、四〇パーセントのダメージ!】


「……まっ、女性局員を情報提供者に差し出せば大問題になるが、男となると何故か社会は問題視しなくなるから。男性蔑視ってやつだね。けどそんな今の社会において、ラーナー次長はとても使い勝手の良い切り札だったってわけだ。それこそ、チェスのクイーンのように……」

  ピコン。
 【しかしコールドウェルは話題を続けた!】


「それに若い女性局員なんかよりも、ラーナー次長のほうが男たちに人気があったそうだ。ゲイだろうが、ノンケだろうがに関わらず」
「な、なんでだ? だってあの人、めっちゃ身長低いし、十二歳前後の少年みたいな外見してるし、性格がクッソ悪いのに。どこに、そんな魅力が……」
「アンタも男なら、情報提供者たちの気持ちが分かるんじゃねぇのか?」
「いや、わからない」
「ラーナー次長が少年みたいな外見していたから、ウケたんだよ」
「は?」
「アタシが話を聞いたASI局員の男は、言ってたけどねぇ。男なら、一度くらい興味を持つ。年端もいかない子供とヤるというシチュエーションに、って。女児は当然だけど、男児にも興味がないわけじゃない、と。しかし本物の子供に手を出すことは、犯罪だ」
「……い、異常者かよ……」
「けれどもそんな願望を、ラーナー次長は叶えてくれるってわけだ。見た目こそああだったが、次長は大人。つまり法には触れない。合法でそんなレアな機会が得られるなら、若い女の子よりも、男はそっちを選ぶんじゃないのか?」

 ドゥォンッ、バァン!
 【ニールの精神に、追加で二五パーセントのダメージ!】


「俺なら、絶対に選ばない」
「だろうね。アンタは真面目だから。そもそも情報の見返りに、売春なんて要求しないだろうさ。仮に、アンタが見返りを求めるとしたら……――それはシンシアとかいう婚約者と、その家族の身の安全の保障じゃないのかい?」
 コールドウェルから注がれる、何かを試されているかのような視線。ニールはそれを躱して彼女から目を逸らすと、検視報告書に視線を向けた。シドニー市警から引き継いだ資料にも、目を通す。そしてニールは片眉を上げた。
 偶然ニールの目に留まったのは、一枚の写真。女児に扮した姿で棄てられた遺体のありさまと、その鎖骨に書かれたルージュのサインだった。
「……レッドラム、か。そういや他の写真にも……」
 ファイルをぺらぺらと捲り、ニールは他の被害者の資料にも目を通す。被害者は『アバロセレン犯罪対策部に所属するASI局員』ということ以外に共通点はこれといって見当たらず、出身や年齢や人種、肌の色や髪色や身長、体格、性別もバラバラ。しかし発見時の姿や殺害方法は、どれも同じだった。
 四肢を切り落とされ、首にナイフを刺されて殺害。死化粧が施された後、人目の付く場所に棄てられる。遺棄される時は必ず、黒髪の女性の姿。女性であれば黒髪に染められ、男性であればウィッグを被せられている。服は、黒と白の可愛らしいミニドレス。大胆にデコルテが開いているもので、鎖骨には必ずルージュで“Redrum”と書かれている。
 検死報告書には同一犯によるものと記載されており、ニールも概ね同じことを考えていた。
「レッドラム、ねぇ。個性もクソもない、よくある署名だこと……」
 そして精神分析官によるプロファイリングには、犯人は白人の若い女だろうと書かれていた。この犯人は殺し屋である可能性が高く、何者かに依頼されてASI局員を襲っているのではないか、と推測されている。依頼をこなす傍らで、自分の性的欲求を満たしている、らしい。
 精神分析官たちは一体、どうやってこういう情報を割り出しているんだか。プロファイリングの授業はあまり得意でなかったニールは、疑いを抱くように細めた目でプロファイリングの内容を読む。しかし、頭の中に情報を深く刻みこむことはしない。何故なら、連邦捜査局の精神分析官はあまり役に立たないことを知っているからだ。
「なぁ、アレックス。お前はどう思う」
「どう思うって、何がだ」
「ほら、お前さ。あのドクター・サントスに、色々と教わってたろ。精神分析とか。だから、犯人についてどう思うか……」
 ドクター・サントス。ニールの口から飛び出た言葉に、コールドウェルはむっとしてみせた。
 コールドウェルは、ナイフを研ぐ手を止める。緑色の瞳がギラつく三白眼でニールを見つめるコールドウェルは、うんざりとした表情を浮かべた。
「……犯人は、レッドラムと自称。身長はざっと一八三センチ。髪は栗色で、白人の女。顔は知らん。それと年は若いと思う」
「それは監視カメラの映像を見りゃわかる情報じゃないか」
「つまり、アタシにゃ何も分からんってことさ。アタシは、ドクター・サントスのような超人じゃあないんでね。どうせならキャンベラに居るドクターに、捜査協力でも求めたらどうだい。腹心の友だったパトリック・ラーナーの仇討ちとなりゃ、ドクターは協力してくれるだろうしな」
 どこまでもやる気のないコールドウェルに、今度はニールがうんざりとした顔になる。
 オフィスに居ても、コールドウェルがやることはいつも決まっている。ダーツに、拳銃のメンテナンス、ナイフ研ぎ。たとえ仕事が回ってきたとしても、彼女は決してやらない。アタシは連邦捜査局の人間じゃないんでね。それがコールドウェルの決まり文句だ。
 昔は、そんな無責任な奴じゃなかったってのに。仏頂面のニールは学生時代のことを思い出しながら、取り戻せない時間を、道を踏み違えた過去を、選択を間違えたあの瞬間のことを嘆く。それから彼は溜息と共に思い出を振り払うと、コールドウェルに背を向けた。
「……それじゃ、俺は検死官に会ってくるよ」
「検死局か。どうぞ行ってらっしゃいませ、アーチャー捜査官」
 そんな答えを返してきたコールドウェルの視線は、やはりナイフに戻っている。ニールなど、見ていない。
「検死局じゃねぇよ、バーカ。この局内の、地下二階にある解剖室に行って、連邦捜査局の検死官に会ってくるんだ。検死局に、次長含めASI局員の遺体はないって、昨日お前に言っただろ?」
 最後に嫌味を残したニールはオフィスを出ると、わざと大きな音を立てて乱暴に扉を閉める。今のニールは、とにかくコールドウェルと距離を置きたかったのだ。




 連邦捜査局シドニー支部、地下二階の解剖室。薄暗い部屋の中には、検死台に乗せられた四人の遺体が並んでいた。
 感情を捨て去ったような、冷たい目をした検死官が、そのうちの一人――小柄な遺体、つまりラーナー次長――の横に立っている。検死官の邪魔にならないようにと、少し離れた場所でその様子を見守るニールは、複雑な心境で佇んでいた。
「被害者には申し訳ないけど、本当に本当に可愛らしいご遺体だと思うわぁ。連邦捜査局に勤めて長いけど、こんな綺麗なお方、初めて見たもの。ここに運ばれてくる大半の人たちは、見るも無残な姿になってることが多いけど……――彼みたいな、美しいご遺体は滅多にない。あぁ……。不謹慎だけど、とても貴重な体験よ、これは」
 この検死官、顔はどこまでも無表情なのに、声色は実に表情豊かなのだ。それも男なのに、どこか女性的な喋り方をする。遺体がどうのこうのより、検死官の存在そのものが気になって仕方無いのだ。
 そんな不思議な検死官はピンセットを使って、対峙している遺体から付けまつげを丁寧に外していく。検死官は外した付けまつげをポリ袋に入れると、遺体をまじまじと見つめながら、無表情で感嘆の声を洩らした。
「犯人は同じ人間であるはずなのに。殺された他のASI局員と、彼だけは少し違ってるわ。まるで、なんていうか……愛情みたいなものを感じる。他のご遺体の化粧は雑だったのに、彼の化粧だけは丁寧で美しい。どうして、なのかしら。それにルージュのサインも、彼に書かれたものだけは、とても丁寧ね」
「……化粧?」
 ニールは検死官の言葉に、首を傾げる。ニールにはどの遺体にも、同じような化粧が施されているようにしか見えなかったからだ。
 細く整えられた三日月眉。末広がりな形で、濃くはっきりと塗られた黒のアイライン。林檎の皮のように鮮やかな赤色に、きらきらと輝くラメが入ったアイシャドウ。中世ヨーロッパの貴族の女性たちのように、気味が悪いほど真っ白なファンデーション。それと潰した石榴から滴る汁のように紅い口紅。そういった大雑把な特徴は、どの遺体にも共通していた。だから化粧とは縁のない男であるニールには、どれも同じに見えていたのだ。
 すると無表情の検死官が振り向き、光が差していない死んだ魚のような目でニールを見る。マスクに隠れて口元は見えなかったが、検死官の薄気味悪い目は何やらもの言いたげだった。
 そして検死官は、呆れたような口調で言う。
「ラーナー次長、彼だけ丁寧にお化粧が施されているわ。けど他のご遺体はどれも乱雑。ファンデーションもムラがある。アイラインは適当に引いたものね。次長以外のご遺体は、どれも左右非対称でバラつきがあるもの。口紅の形も、お世辞にも綺麗だとは言えないわ。全体的に、忙しきキャリアウーマンが、出勤前に慌ててやった五分メイクって感じよ。もしくは化粧初心者の男が、見よう見まねでやったメイクね。けれど次長のメイクだけは、違う。技術が神がかっているわ。まるで最前線で活躍するプロ並みの腕。時間も掛かったでしょうね、きっと」
「は、はあ。……俺にはサッパリ理解できない領域ですわ」
「双子の弟がスタイリストをやってるからね。色々と、分かっちゃうのよ」
「へぇ、スタイリストなんですか?」
「そんな私の身の上話なんてのは、今はいいわよ。それで私はプロファイラーじゃないけど、この犯人は次長にだけ特別な思い入れがあったのだと考えているわ。そうじゃなきゃ、こんな綺麗で手の込んだことをできないもの……」
 そう言うと検死官は、ニールからラーナー次長の遺体へと視線を戻した。それから検死官はゴム手袋をはめた手で、遺体の頬を見惚れているかのように優しく撫でる。ニールはその光景を、黙って見ていた。
 と、そのとき検死官の動きが留まった。検死官は死んだ目で、遺体の顔をまじまじと見つめている。そして首を四五度ほど右に傾けさせた。
「……」
 どうしたのだろうか。黙って見つめるニールも、首をまた傾げさせた。すると検死官が動き出す。検死官は採血用の注射器を手に取ると、ラーナー次長の遺体の右鎖骨に針を刺す。それから血を取り始めた。やがて注射器が満タンになり、検死官は針を抜く。
 検視官は凍りついた目で、採取した血液を見ていた。そして小さな声で呟く。
「……おかしいと思ったのよ。死後四日も経ってるのに、腐敗が全く進んでいないと思ったら。やっぱり、これの仕業か。なるほどね。だから、アレクサンドラちゃんの居る特命課に管轄が移ったわけだわ。セディージョ局長もとい長官の判断は、正しいわね……」
 注射器の中にたぷたぷと満ちた血液は、まだ赤い。それでいて、僅かに光り輝いているようにも見えていた。
 すると検死官が振り向き、またニールを見る。検死官は注射器の中の血液をニールに見せつけながら、言った。
「血液に、アバロセレンが混じってる。けどこの混ざり方は、初めて見るものだわ。アバロセレン光で被曝状態になったアバロセレン技士のものとは、また違う。まるで血管に直接、液化アバロセレンが注入されたような、そんな感じなのよ」
 こりゃ、思ってた以上に厄介な事件になりそうね。無表情の検死官は、高らかに笑う。対するニールは、血の気が引いて行くのを感じていた。
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